「西日本豪雨災害復興支援チャリティーディナー The premium Dinner 玉響 たまゆら」

「今年7月の豪雨で宿毛は大きな被害を受けました。地元のために何かしたい。我々は今年も”直七フェア”をやる予定でしたが、急きょチャリティーイベントに変更しました」。
そう話すのは宿毛市内のバー「loyalbar WhiteHouse」の國常章人さん。
10月13日(土)、宿毛まちの駅・林邸でこの秋行われた「西日本豪雨災害復興支援チャリティーディナー The premium Dinner 玉響 たまゆら」の発起人です。

この日、林邸では宿毛市ライトアップイベント「竹あかりの宴」が行われており、それに合わせて邸内で、30名限定の特別ディナーが行われました。
ディナーチケットは1枚8,000円。
宿毛でこの価格のお食事は、ディナーといえども破格の値段です。最初はどれだけ売れるか心配だったそうですが、わずか3日で“完売”し、市民の期待の大きさがうかがわれました。

売上の大半を宿毛市復興支援に寄付
國常さんらは10月30日(火)、市役所を訪れ、チャリティーの売上の大半である210,200円を宿毛市に寄付しました。
中平冨宏宿毛市長は、寄付金そのものに加え、國常さんら市内の若手経営者たちの行動力と地元への貢献に謝意を示されました。
「宿毛市の魅力のひとつは“美味しいお酒と食事”です。皆さんの活動は、地元のみならず観光の“売り”ともなります。今後も宿毛市の活性化に皆さんのお力を貸してください」(中平市長)。

7月の豪雨で宿毛市は、市中心部などの床下・床上浸水、市役所裏山の倒壊、坂ノ下や大島の法面崩壊や土砂崩れ、遍路道の崩壊など大きな被害を受けました。
「浸水などの比較的小さな被害は住民の皆さんの努力である程度回復しましたが、土砂が流れ込んだり倒壊したりした家々では今も自宅に帰れない方が多くいます。道路の状況は、幹線道路など大きな道は今後、国の予算で本格的な復旧工事が始まります。2年くらいかかると言われています。
しかし、山道や市道など小さな道には国の予算が降りないので、宿毛市独自で直していかなければならない。皆さんの寄付金は、この事業に充てたいと考えています」(中平市長)。

市役所と協働で実現した「竹あかりの宴」&「チャリティーディナー玉響」
実は、10月13日の林邸ライトアップイベント「竹あかりの宴」は、國常さんらの企画を知った市役所が宿毛市観光協会の知恵も借りながら急きょ企画したものです。
「The premium Dinner 玉響 たまゆら」で提供された“8,000円”のメニューは写真のとおり。宿毛飲食店ユニットに参加の7店――WhiteHouse・大松・うめ屋・水滸・二ノ宮金次郎・パティスリーSaigo・林邸カフェ――が工夫を凝らした料理を持ち寄って作り上げました。

三段の重箱
・1段目(うめ屋)

・2段目(大松)
・3段目(水滸)
スープ(二ノ宮金次郎)
食前酒・食中酒
・宿毛直七のラムの食前酒~香酢柑橘ビターズの香水仕立て~
デザート(パティスリーSaigo)
コーヒー(林邸カフェ)

会場となったのは、今年4月にオープンした「宿毛まちのえき林邸」。
明治の偉人“林有造”の邸宅をリニューアルした建物で、重厚なつくりの高級感あふれる日本家屋です。
林邸にとっても、今回のような邸内での飲食イベントは未経験でしたが、竹あかりきらめくなか、華やかな雰囲気で「ザ・プレミアムディナー・玉響」は幕を閉じました。

宿毛飲食店ユニットの皆さま、チケットご購入で宿毛市を応援くださった皆様、誠にありがとうございました。


 

 

 

 

 

 

関連記事一覧