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毎年秋におこなわれる「市民祭宿毛まつり」と同時開催される「宿毛金毘羅宮 秋祭り」に奉納される神事。
宿毛金毘羅宮のある本城山のふもと、宿毛市の市街地から山腹の金毘羅宮まで約3㎞の参道(舗装もない急な山道!)を駆けあがり、みごと1位となった走者に「こんぴら男」の称号と“ご神体”が授けられます。ご神体は翌年の例大祭に返還され、つぎのこんぴら男へと引き継がれます。
  

こんぴら男は、「市民祭宿毛まつり」と前後して始まった比較的新しい神事です。
参道を駆け上がるお祭りといえば、1月10日に行われる西宮神社の「福男」(兵庫県西宮市、通称えべっさん)が有名ですね。しかし、えべっさんの参道は約230mに対し、宿毛のこんぴらさんは約3㎞。しかも、参道のほとんどが未舗装の急な山道で、通常は杖をつきながら40分程かけて登ります。
こんぴら男はその参道を、およそ10分程で走りのぼる、心身ともに剛健な宿毛の男の祭事となっています。

※完走後の走者の皆さん。

【宿毛金毘羅宮の参道】
※宿毛市役所の北にある「宿毛天満宮」の境内脇に、宿毛金毘羅宮の参道入口があります。
  

※お宮まで、急な山道を約40分。途中で景色が開けた場所があり、もう少し行くと石碑とベンチあり。
  
※そこからの尾根道は、神様の道らしい神聖な雰囲気が漂います(参道の途中にも鳥居あり)。
  
※参道の突き当りに御手水あり。明治14年、宿毛市栄喜の海岸にあった「臼礁(うすばえ)」という名の岩が寄進されました。

※御手水で身を清めて、最後の石段を登りましょう。