• 小野梓

早稲田大学の創立に深くかかわり、早稲田建学の母とうたわれた小野梓(1852年-1886年)。
立憲改進党の幹事として大隈重信を補佐するかたわら、東洋館書店を創業して良書普及につとめました。
彼の最大の功績は、早稲田大学(旧・東京専門学校)の創立(1882年、明治15年)です。
当時、英語で授業が行われることが一般的だった教育のありように疑問をもち、日本語での大学教育の実現や、政治・権力に左右されない”学問の独立”をうったえました。早稲田大学創設者の大隈重信は、その考えに共感して梓に大学建学のすべてをまかせたのです。
残念ながら小野梓は明治19年(1886年)、結核により33歳で短い生涯を閉じました。宿毛市にある実家跡は現在、早稲田大学寄贈による「小野梓記念公園」となっています。
小野梓(宿毛歴史館HP)