薬味につかうみかんはユズやカボスが一般的ですが、宿毛では昔から、ユズよりも酸味がやわらかく後味がすっきりとした酢みかん「直七（なおしち）」が使われてきました。その昔、魚屋の直七さんが「魚によくあう酢みかん」として触れまわり、家々の庭のすみに植えられて、日常的に利用されてきた酢みかんです。
他の香酢柑橘にくらべると、酸味や苦み、甘みのバランスがよく、まろやかな味わい。さわやかな香りはクセがなく品があるため、刺身やお寿司、焼き魚、酢の物、ギョウザや鍋など何にでもよく合い、料理を引き立てます。

現在は㈱直七生産組合の厳重な管理のもと、契約農家で無農薬で育てられ、収穫から3日以内に専用工場で搾汁されて、ポン酢などに加工され市場に出回ります。宿毛市内のスーパーや県内のアンテナショップなどで購入できる他、直七の里株式会社のホームページで通販されています。

――――――
直七果汁を使った製品
ーーーーーー
→直七の里株式会社
●直七ポン酢、●直七とごまのドレッシング、●直七とあめ色玉ねぎのドレッシング、●直七果汁（冷凍）
→カゴメ
●「野菜生活100 直七ミックス」※2018年8月、期間限定発売
→アサヒビール
●「もぎたて 期間限定 まるごと絞り直七」（お酒）※2019年2月末まで期間限定